明石仏壇店

家族を想い“手を合わせる”

装飾

飯山の金仏壇

飯山が全国に誇る伝統的工芸品

仏壇

仏壇製作

飯山で長年受け継がれた伝統の金仏壇

制作風景

― 飯山仏壇の歴史 ―

飯山仏壇がいつから造り始められたのか、実は確かな記録は存在していません。しかし、地元の言い伝えによると、元禄2年(1689年)に甲府から寺瀬重貴という人物が来て、素地仏壇を作ったことが飯山仏壇の始まりとされています。

幕末になると、稲葉喜作という仏壇彫刻の名手が現れ、飯山仏壇を工芸品としてひときわ優れたものにしました。この頃から飯山仏壇の評判が高まり、制作方法もより複雑かつ繊細になっていったと考えられています。

現在、飯山仏壇は、飯山市北部の愛宕町を中心につくられています。明石仏壇店を含む11件もの仏壇店が軒を連ねる約300mの通りは、「仏壇通り」とも呼ばれ、年間で約1000本以上の仏壇が生産されています。

飯山仏壇

― 飯山仏壇の特徴 ―

飯山仏壇は、良質な木材をふんだんに使用し、全体に高蒔絵(たかまきえ)が描かれ、それが金具と金箔の美しさと相まって、他の地方には見られない独特の趣きを醸し出しています。

宮殿(くうでん)は、飯山仏壇独特の技法である「肘木組物(ひじきくみもの)」によって造られます。肘木を何層にも組み合わせることで美しい仕上がりとなるのですが、実は肘木を抜くだけで簡単に宮殿が分解できるようにつくられています。

また、長押(なげし)にも特徴があり、一般的な直線型やアーチ型と異なる「弓長押(ゆみなげし)」は、その名の通り弓形で、「肘木組み宮殿」がよく見えるようにと考案されました。

修繕風景

― 永く使うための「おせんたく」―

時が経つほどに味わいが増す飯山仏壇ではありますが、やはり痛みや劣化も発生してしまいます。そんな仏壇は「おせんたく」といった方法で洗浄・修復することができます。

肘木組物を始めとした技法により、飯山仏壇はクサビを抜くことで、部品を一つひとつに分解できる仕組みになっています。

お預かりした仏壇を部品ごとに分けて、丁寧に洗浄、乾燥し、漆を塗り直したり金箔を張り直したりと、素材本来の美しさを取り戻す工程を経て、各部品を組み立てることで新品同様の姿が蘇ります。

修理・修繕・お直し

右矢印
装飾

明石仏壇店の金仏壇制作

生まれ変わる金仏壇

仏壇

明石仏壇の新しい形

明石仏壇店では常に新たな試みに挑戦し続け、飯山の金仏壇と共に変化をしてきました。それは伝統をないがしろにしているわけではなく、伝統を守り続けるための変化だと考えております。核になる部分は残しつつ、目まぐるしく移り変わる現代の生活様式に合わせた仏壇をつくることができなければ、伝統そのものが途絶えてしまうのでは無いでしょうか。

明石仏壇店では、住宅環境の変化で大きな仏壇を置く場所が無いといった事情に合わせた、小さな仏壇の製作や、伝統の雰囲気を損ねることなく新しい色合いを取り入れた、新たな仏壇の製作に取り組んでおります。現代の生活や価値観に合わせつつ、伝統も守り続ける。生まれ変わる金仏壇の新しい形を楽しんでいただければ幸いです。

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